# B2B見積受発注システム 非機能要件定義書

## 概要・目的

本システムは、B2B取引における見積依頼から受注、配送までの一連のプロセスをデジタル化し、業務効率化を図るための統合プラットフォームである。卸売業者（自社）とバイヤー（購入者）、メーカーの三者間での情報連携を円滑に行い、見積依頼の自動取得、AI分析による質問抽出、承認ワークフロー、注文管理、配送管理などの機能を提供する。本システムの導入により、従来の手作業による非効率な業務プロセスを改善し、リードタイムの短縮、人為的ミスの削減、顧客満足度の向上を実現する。

### 主要な業務フロー
1. 営業フェーズ：営業担当者による顧客リストからの営業活動
2. 見積フェーズ：見積依頼の取得、AI分析、質問管理、見積回答書作成、承認、送付
3. 注文フェーズ：注文受領、商品パターン判別、在庫確認、メーカー注文、注文請書作成・送付
4. 配送フェーズ：配送スケジュール管理、配送状況追跡、配送完了報告

### 主要なユーザー
- 自社（卸）：営業担当者
- 自社：営業担当の上長
- 購入者：担当者
- メーカー：営業担当者
- 自社：基幹システム
- 統合プラットフォーム（システム）

## 可用性

### 稼働率
- 目標稼働率：99.5%以上（年間ダウンタイム約43時間以内）
- 重要業務時間帯（平日8:00-18:00）の稼働率：99.9%以上（年間ダウンタイム約9時間以内）

### 計画停止
- 定期メンテナンス：月1回、業務時間外（土曜または日曜の深夜1:00-5:00）に実施
- バージョンアップ：四半期に1回、業務時間外に実施
- 計画停止の通知：最低2週間前にユーザーへ通知

### 障害対策
- 冗長構成：Webサーバー、APサーバー、DBサーバーの冗長化
- データバックアップ：
  - フルバックアップ：週1回（日曜日深夜）
  - 差分バックアップ：毎日（深夜）
  - トランザクションログ：1時間ごと
- バックアップデータの保持期間：
  - 日次バックアップ：2週間
  - 週次バックアップ：3ヶ月
  - 月次バックアップ：1年
- 障害時の目標復旧時間（RTO）：2時間以内
- 障害時の目標復旧時点（RPO）：最大1時間前のデータ

### 災害対策
- 地理的に離れた場所にバックアップサイトを設置
- DR（ディザスタリカバリ）サイトへの切り替え時間：4時間以内
- 年1回のDR訓練の実施

## 性能・拡張性

### 処理性能要件

#### 同時接続ユーザー数
- 通常時：100ユーザー
- ピーク時：300ユーザー

#### レスポンス時間
- 画面表示：3秒以内
- 検索処理：5秒以内
- 帳票出力：10秒以内
- AI分析処理：30秒以内

#### トランザクション処理量
- 見積依頼処理：70件/日
- 注文処理：50件/日
- 配送管理処理：50件/日

#### バッチ処理性能
- 見積依頼自動取得：5分以内
- AI見積依頼分析：10分以内
- 注文情報自動連携：5分以内
- 配送スケジュール自動通知：5分以内

### データ量
- 初期データ量：50GB
- 年間増加量：100GB
- 最大データ保持量：500GB（5年分）

### 拡張性
- ユーザー数の増加：年間20%の増加に対応
- トランザクション量の増加：年間30%の増加に対応
- スケールアウト可能なアーキテクチャの採用
- クラウドリソースの動的拡張が可能なシステム構成

### リソース要件
- CPU使用率：平均50%以下、ピーク時80%以下
- メモリ使用率：平均60%以下、ピーク時85%以下
- ディスク使用率：80%以下
- ネットワーク帯域：100Mbps（ピーク時に50%以下の使用率）

## 運用・保守性

### システム監視
- リソース監視（CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク）：リアルタイム
- アプリケーション監視：5分間隔
- バッチ処理監視：処理ごと
- ログ監視：リアルタイム
- アラート通知：メール、SMS、チャットツール（Slack等）

### 運用管理機能
- ユーザー管理機能：ユーザーの登録、更新、削除、権限設定
- マスタ管理機能：配送業者、商品、メーカー、取引先の管理
- バッチ管理機能：スケジュール設定、手動実行、状態確認
- ログ管理機能：ログ検索、フィルタリング、エクスポート
- 障害管理機能：障害検知、通知、記録

### 保守性
- システムドキュメントの整備：アーキテクチャ図、ER図、画面遷移図、API仕様書
- コードの可読性と標準化：コーディング規約の遵守
- モジュール分割：機能ごとのマイクロサービス化
- テスト環境の整備：開発環境、テスト環境、ステージング環境、本番環境
- CI/CD環境の構築：自動ビルド、テスト、デプロイの仕組み

### 障害対応
- サポート体制：
  - 平日（8:00-18:00）：30分以内に初期対応
  - 夜間・休日：2時間以内に初期対応
- エスカレーションフロー：一次対応→二次対応→開発部門
- 障害報告書の作成：原因分析、再発防止策の記録

### 運用管理体制
- 運用担当者：2名以上
- 保守担当者：3名以上
- 運用マニュアルの整備：定常業務、非定常業務、障害対応
- 定期的な運用会議：週1回

## 移行性

### データ移行
- 移行対象データ：
  - 顧客マスタ
  - 商品マスタ
  - メーカーマスタ
  - 配送業者マスタ
  - 過去の見積・注文履歴（直近2年分）
- 移行方法：ETLツールを使用したバッチ処理
- データクレンジング：移行前にデータ品質チェックを実施
- 移行リハーサル：本番移行の2週間前に実施
- 移行時間：最大48時間（週末を利用）

### システム移行
- 移行戦略：段階的移行（並行稼働期間を設ける）
- 並行稼働期間：1ヶ月
- 切り戻し計画：移行後1週間は旧システムを維持
- ユーザー教育：移行前に全ユーザーに対するトレーニングを実施

### 移行後の検証
- データ整合性検証：サンプリングによる新旧データ比較
- 業務機能検証：主要業務フローのテスト実施
- パフォーマンス検証：レスポンス時間、処理時間の測定

## セキュリティ

### アクセス制御
- 認証方式：
  - ID/パスワード認証（パスワードポリシーの適用）
  - 多要素認証（MFA）の導入
- 権限管理：
  - ロールベースアクセス制御（RBAC）
  - 最小権限の原則に基づく権限設定
  - 自社（卸）：営業担当者、上長、管理者の権限分離
  - 購入者：担当者権限
  - メーカー：担当者権限
- アクセスログの記録：すべてのログイン/ログアウト、権限変更、重要データアクセス

### データ保護
- 保存データの暗号化：AES-256による暗号化
- 通信データの暗号化：TLS 1.3以上
- 個人情報の保護：マスキング処理、アクセス制限
- データ分類ポリシーの適用：機密性レベルに応じたアクセス制御

### 脆弱性対策
- セキュリティパッチの適用：月1回の定期適用、緊急パッチは72時間以内に適用
- 脆弱性診断：四半期に1回実施
- ペネトレーションテスト：年1回実施
- セキュアコーディング：開発ガイドラインの遵守、コードレビューの実施

### インシデント対応
- セキュリティインシデント対応計画の策定
- インシデント検知：IDS/IPS、WAF、ログ監視
- インシデント対応チームの設置
- インシデント報告フローの確立

### コンプライアンス
- 個人情報保護法への対応
- PCI DSS（必要に応じて）
- 情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）の導入
- 定期的なセキュリティ監査の実施

### 外部連携セキュリティ
- API連携のセキュリティ：APIキー管理、アクセス制限
- メーカーとの連携：専用VPN、IPアドレス制限
- 基幹システムとの連携：セキュアな接続方式の採用

## 環境・エコロジー

### 省エネルギー対策
- クラウドリソースの最適化：使用率に応じた自動スケーリング
- 低負荷時のリソース縮小：夜間・休日のリソース削減
- 仮想化技術の活用：物理サーバーの集約

### ペーパーレス化
- 電子帳票の活用：見積書、注文書、請書のデジタル化
- 承認ワークフローのデジタル化：紙の承認プロセスの廃止
- 電子契約の導入：契約書の電子化

### システムの環境負荷低減
- 省電力設計：効率的なアルゴリズムの採用
- データセンターの選定：環境に配慮したデータセンターの利用
- 機器リサイクル計画：使用済み機器の適切な廃棄・リサイクル

### 環境配慮型の運用
- リモート運用・保守の推進：不要な移動の削減
- オンライン会議・トレーニングの活用：移動に伴うCO2排出の削減
- 電子マニュアルの整備：紙マニュアルの削減

### 法規制対応
- 環境関連法規への対応
- グリーンIT調達ガイドラインの遵守
- 環境負荷報告の実施

## システム構成・技術要件

### システムアーキテクチャ
- クラウドベースのマイクロサービスアーキテクチャ
- フロントエンド：SPA（Single Page Application）
- バックエンド：RESTful API
- データベース：リレーショナルDB + NoSQL（必要に応じて）
- AIサービス：機械学習モデルを用いた見積依頼分析

### インフラ構成
- クラウドプラットフォーム：AWS/Azure/GCP
- コンピュートリソース：
  - Webサーバー：4 vCPU, 16GB RAM x 2（冗長化）
  - APサーバー：8 vCPU, 32GB RAM x 2（冗長化）
  - DBサーバー：16 vCPU, 64GB RAM x 2（冗長化）
- ストレージ：
  - データベース：SSD 1TB
  - ファイルストレージ：500GB（添付ファイル用）
- ネットワーク：
  - 専用VPN接続
  - ロードバランサー
  - WAF（Web Application Firewall）

### 技術スタック
- フロントエンド：React/Vue.js/Angular
- バックエンド：Node.js/Java Spring Boot/Python
- データベース：PostgreSQL/MySQL/Oracle
- キャッシュ：Redis/Memcached
- メッセージキュー：RabbitMQ/Kafka
- AI/ML：TensorFlow/PyTorch/scikit-learn
- コンテナ化：Docker/Kubernetes

### 外部システム連携
- 基幹システム連携：REST API/バッチ連携
- メーカーシステム連携：REST API/SFTP
- 配送業者システム連携：REST API
- 認証システム連携：SAML/OAuth 2.0

### 開発・運用ツール
- CI/CD：Jenkins/GitLab CI/GitHub Actions
- 監視：Prometheus/Grafana/Datadog
- ログ管理：ELK Stack/Splunk
- アプリケーション性能監視：New Relic/AppDynamics
- テスト自動化：Selenium/JUnit/Jest
