基本設計書
プロジェクトの基本設計書(RFP・要件定義書・画面設計書など)をAcsim内で作成・編集・管理する
基本設計書
機能概要
業務要件・機能要件・画面設計など、システムの「何を作るか」を定義する基本設計書をAcsim内で作成・編集・管理する機能です。プリセット7種・カスタム設計書をプロジェクト直下に集約し、Markdown / CSV / PDF の各形式で内容を編集できます。フォルダによる階層整理にも対応しており、設計書の最新版・判断の前提を即座に把握できる状態を保てます。
提供する価値:
- 情報の集約: 基本設計書がAcsim内に集まり、「どれが最新版か」「どの判断を前提にした資料か」が即座に分かる
- プロジェクトとの紐付け: 設計書がプロジェクトの文脈の中で管理されるため、背景や経緯が追いやすい
- フォルダによる整理: プロジェクトに合った構造で自由にフォルダを作成・ネストできる
- プリセットによる素早い作成: 7種のプリセットからボタン1つで設計書を追加できる
- 変更履歴の追跡: 重要な時点の内容をバージョンとして保存し、必要に応じて過去版へ復元できる
- AI活用の基盤: 設計書本文がAcsim内に存在することで、将来のAI生成・編集提案の対象になる
利用シーン
- RFPや要件定義書など、プロジェクトの上流で発生する設計書をプロジェクトと紐付けて一元管理したいとき
- 業務要件・機能要件・非機能要件などをカテゴリごとに整理し、最新版を即座に共有したいとき
- 画面設計書・論理データモデルなど、設計フェーズで継続的に更新されるドキュメントをAcsim内で編集したいとき
- 既存のPDFをアップロードしてプロジェクトの文脈に紐付け、ブラウザ上でプレビュー・共有したいとき
プリセット一覧(7種)
「基本設計書」では、以下の7種のプリセットからボタン1つで設計書を追加できます。
| プリセット名 | 概要 |
|---|---|
| RFP(提案依頼書) | ベンダー選定にあたり、システム化の目的・要件・制約条件を整理する |
| 業務要件一覧 | システム化対象となる業務とその要件を一覧化する |
| 機能要件一覧 | システムが提供すべき機能を体系的に整理する |
| 非機能要件定義書 | 性能・可用性・セキュリティなど機能以外の要件を定義する |
| 論理データモデル | 業務上のエンティティと関連を論理レベルで整理する |
| 画面設計書 | 画面ごとの構成要素・遷移・項目仕様を定義する |
| 要件定義書 | プロジェクトで合意する要件をまとめた最終ドキュメント |
プリセット以外にも、カスタムカテゴリ名を入力して任意の設計書を追加することができます。
主な機能
- フォルダと設計書を統合したテーブル表示(名前・形式・サイズ・ステータス・更新者・更新日時、ファイル種別ごとのアイコン、複数選択)
- フォルダの作成・名前変更・削除(最大10階層、削除時はカスケードで確認ダイアログ、同一フォルダ内での名前重複チェック)
- フォルダ・設計書の移動(ツリー形式のフォルダピッカー、循環参照防止、10階層上限のバリデーション、WAI-ARIA Tree View 準拠のキーボード操作)
- プリセット13種から設計書を追加(カテゴリレコードと設計書レコードを同時に作成)、カスタムカテゴリ名による設計書作成、PDFファイルのアップロード
- Markdownエディタ(ツールバー:見出し・太字・斜体・リスト・リンク等、編集後2秒で自動保存、未保存・保存中・保存済みのステータス表示、ブラウザ閉じ・リロード時の未保存警告)
- CSVエディタ(スプレッドシート形式の編集、自動保存)
- PDFプレビュー(ブラウザ内表示、署名付きURLによるダウンロード)
- 設計書のステータス管理(下書き / レビュー中 / 承認済み / 却下)
- バージョン保存、変更履歴の確認、Markdown / CSV の差分確認、過去バージョンへの復元
対応ファイル形式
Markdown(.md)/ CSV(.csv)/ PDF(.pdf)
操作方法
設計書一覧を開く
- 左サイドバーの「機能設計」→「基本設計書」をクリック
- プロジェクト直下のフォルダ・設計書が一覧表示される
- 設計書がまだ登録されていない場合は、空の状態(EmptyState)が表示され、プリセット選択またはカスタム作成のアクションから素早く設計書を追加できる
- フォルダをクリックするとその配下に移動し、上部のパンくずリストから階層を行き来できる

プリセットから設計書を作成する
- 設計書一覧画面で「設計書を作成」ボタンをクリック
- 表示されたダイアログで「基本設計書」のプリセット一覧(RFP / 業務要件一覧 / 機能要件一覧 / 非機能要件定義書 / 論理データモデル / 画面設計書 / 要件定義書)からカテゴリを選択
- 選択したプリセットに対応するカテゴリレコードと設計書レコードが同時に作成され、エディタが開く

作成後は一覧に新しい設計書が「下書き」ステータスで追加されます。

カスタムカテゴリ名で設計書を作成する
- 設計書一覧画面で「設計書を作成」ボタンをクリック
- ダイアログ下部の「カスタム」タブに切り替え、任意のカテゴリ名と設計書名を入力
- 「作成」をクリックすると、入力した名前でカテゴリと設計書が登録される
PDFファイルをアップロードする
- 設計書一覧画面で「ファイルをアップロード」ボタンをクリック、またはダイアログ内にファイルをドラッグ&ドロップ
- アップロード対象のファイル(CSV / Markdown / PDF)を選択
- アップロード後、行のアクションから名前変更・ダウンロード・削除が可能
- アップロード済みファイルを差し替えると、差し替え前の内容が自動でバージョン保存される

Markdownエディタで編集する
- 一覧から対象のMarkdown形式の設計書をクリック
- ツールバー(見出し・太字・斜体・リスト・リンク等)を使って本文を編集
- 編集後2秒で自動保存され、画面上部に「未保存 / 保存中 / 保存済み」のステータスが表示される
- レビュー前や合意後など、重要な時点では詳細画面から「バージョンを保存」をクリックして明示的に履歴を残す
- 編集途中でブラウザを閉じる・リロードしようとした場合は未保存の警告が表示される
自動保存とバージョン保存は別の仕組みです。編集内容が自動保存されても、それだけでは v1, v2 のような保存済みバージョンは増えません。

CSVエディタで編集する
- 一覧から対象のCSV形式の設計書(業務要件一覧・機能要件一覧など)をクリック
- スプレッドシート形式のエディタで行・列を直接編集
- 編集内容は自動保存される
- 重要な時点の内容を残したい場合は、詳細画面から「バージョンを保存」をクリックする
CSVもMarkdownと同様に、自動保存だけではバージョンは増えません。過去版として残したい内容は、明示的にバージョン保存します。
PDFをプレビューする
- 一覧から対象のPDF形式の設計書をクリック
- ブラウザ内でプレビュー画面が開き、ダウンロードせずに内容を確認できる
- 右上の「ダウンロード」から、署名付きURL経由でファイル本体を取得できる
バージョンを保存する
- 一覧から対象のMarkdown形式またはCSV形式の設計書をクリック
- 詳細画面で内容を確認し、保存したい状態になっていることを確認する
- 「バージョンを保存」をクリック
- 現在の内容が v1, v2, v3 のような保存済みバージョンとして記録される
バージョン保存は、設計レビュー前、顧客合意後、大きな方針変更の前など、後から比較・復元したい時点で実行します。
変更履歴を確認する
- 対象の設計書の詳細画面を開く
- 「変更履歴」をクリック
- 保存済みバージョンの一覧を確認する
変更履歴では、各バージョンの保存日時や保存者を確認できます。Markdown / CSV は明示的に保存したバージョンが表示され、アップロードファイルは差し替え時に自動保存された旧版が表示されます。
過去バージョンとの差分を確認する
- 変更履歴画面で確認したいバージョンを選択
- 「差分を確認」をクリック
- 過去バージョンと現在内容の差分を確認する
差分確認はMarkdown / CSV の設計書が対象です。アップロードファイルは差分表示の対象外ですが、変更履歴の確認と過去バージョンへの復元はできます。
過去バージョンへ復元する
- 変更履歴画面で復元したいバージョンを選択
- 内容を確認し、「復元」をクリック
- 確認ダイアログで復元対象を確認して確定
- 選択した過去バージョンの内容が現在内容として復元される
復元前の現在内容は、自動的に新しいバージョンとして保存されます。誤って復元した場合でも、復元前の内容を変更履歴から確認・復元できます。
フォルダを作成する
- 設計書一覧画面で「フォルダを作成」ボタンをクリック
- 表示されたダイアログでフォルダ名を入力して「作成」をクリック

- 作成完了すると、一覧にフォルダが追加され「フォルダを作成しました」のトーストが表示される

- フォルダをクリックして配下に移動すると、上部のパンくずリストで階層を行き来できる(最大10階層)

- 同一フォルダ内に同名のフォルダがある場合はエラーメッセージが表示される
フォルダ・設計書を移動する
- 一覧の左端のチェックボックスで、移動したいフォルダ・設計書を選択(複数選択可)
- 選択中の件数が表示されたアクションバーから「移動」をクリック
- ツリー形式のフォルダピッカーで移動先フォルダを選択
- 移動対象のフォルダ自身やその子孫フォルダは選択できない(循環参照防止)
- 現在と同じフォルダが選択されている場合は「ここに移動」ボタンが無効化される
- WAI-ARIA Tree View パターンに準拠したキーボード操作(矢印キー等)にも対応
- 「ここに移動」ボタンをクリックして確定
- 10階層を超える移動となる場合はエラーメッセージが表示される
フォルダを削除する
- 削除したいフォルダの行のアクションから「削除」を選択
- 確認ダイアログに配下のサブフォルダ・設計書の件数が表示される
- 「削除」をクリックすると、フォルダ配下のすべてのサブフォルダ・設計書がカスケードで削除される