業務把握と課題提案
Acsimを活用した業務プロセスを可視化し、課題の優先度を整理するプロセスを提示します。
はじめに
業務フロー分析は、現行の業務プロセスを可視化し、非効率な部分や改善点を特定するための重要なステップです。
Acsimを活用することで、業務フローの分析をより効率的かつ正確に行うことができます。
以下に業務フロー分析から改善提案までの全体の流れを示します。
業務フロー分析は、現状の把握から改善提案まで体系的に進めることが重要です。以下のステップで、効率的かつ効果的な分析を実現しましょう。
1. AsIs業務フローの作成
現状の業務プロセスを正確に把握し、Acsimで可視化します。
ポイント
- 確認事項は、すべてIssueNodeで登録
- フロー上で赤く表示され、完了チェックを入れるとグレーアウトしますのでチェックリストとして活用できます
- 思考メモ、想定できる業務上の課題はMemoNodeに記載
- あとで課題として抽出可能です
- できる限り細かく記載する
- 細かいほど、分析/プロトタイピング/設計書の品質が向上します
2. 業務フローの検証
作成した業務フローの論理的整合性、及び作成者が想定通りの内容かを確認します。
業務フロー把握プロンプトを実行し、出力結果を確認し、作成した業務フローが想定通りか確認してください。
想定と違う場合は業務フローを修正してください。
3. 業務フローのAによる自動レビュー
AIによる客観的な視点で業務フローの問題点を特定します。
業務フローレビュープロンプトを実行し、出力結果と指摘事項を確認し、必要な修正を行ってください。
顧客への確認事項はすべてIssueNodeとして登録し、残しておいてください。
4. 課題情報の収集・分析
顧客との議論に先立ち、想定される課題を抽出し、能動的に課題を提案できるようにします。
ソリューション提案プロンプトを実行し、顧客と議論するための論点整理にご利用ください。
業界の課題、他社事例、業務フローからの課題を基に整理し、重要度の高い課題については特に「これが課題ではないですか?」と能動的に提案できるよう準備してください。
5. 顧客ヒアリング
事前に用意した課題優先度、及び業務フロー上のIssueNodeを確認します。
顧客との議論した上で、確認完了したIssueNodeはすべて完了にしてください。
また、すべての業務フローのNodeについて、完了フラグを付けることでどこまでを顧客確認完了しているかをAcsimの分析画面で把握することができます。
6. プロトタイプ構築(必要に応じて)
この時点でプロトタイプを構築して議論することは設計品質にとって非常に効果的です。
構築する場合は、高速プロトタイプの構築プロンプトを実行し、プロトタイプを構築してください。