新型Acsimの概要

新型Acsimの位置づけ、エージェントの考え方、できること、はじめて使うときの流れをまとめます

新型Acsimの概要

新型Acsimは、業務プロセスの可視化から要件定義、設計、見積、開発連携までを、AIエージェントとの対話を中心に進めるためのプラットフォームです。

従来のAcsimが「業務フロー整理を中心としたAI支援ツール」だったのに対し、新型Acsimは「AIポータルを起点に、要件定義から開発準備までを一気通貫で支援するAIエージェントSaaS」として位置づけられます。

ユーザーは、RFP、業務マニュアル、議事録、既存設計書などを参照させながら、目的に応じたエージェントへ自然言語で依頼できます。作成できる成果物は、業務フロー、要求一覧、変更方針、各種設計書、見積、テスト仕様、Epic、Issueなどです。

このページは2026年5月13日時点の情報をもとに整理しています。Acsim本体・新型Acsimはいずれも継続的に機能追加されるため、最新の提供範囲は営業担当またはサポート窓口へご確認ください。

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新型Acsimにおけるエージェントとは?

新型Acsimにおけるエージェントは、業務目的ごとに用意されたAIの専門スキルです。

たとえば「RFPから確認事項を整理する」「AsIs業務フローを作成する」「要求一覧を作る」「設計書からIssueを作る」といった作業ごとに、必要な入力、確認観点、出力形式を理解したAIの担当者が用意されているイメージです。

ユーザーは、AIポータル上で目的に合ったエージェントを選び、参照させたいファイルやナレッジを指定して依頼します。どのエージェントを使えばよいか迷う場合は、エージェントを明示せずに依頼し、オーケストレーターに適切な処理へ振り分けてもらうこともできます。

エージェントは最終判断を代替するものではなく、業務整理や要件定義の初版を作成し、人が確認・判断・合意形成しやすい状態を作るための支援機能です。

新型Acsimでできること

AIポータルで要件定義を進める

AIポータルは、新型Acsimの中核となるチャット型の作業画面です。ユーザーは、ナレッジベースやファイルを参照させながら、目的に合ったエージェントへ自然言語で依頼できます。

エージェントを明示的に選択して専門的な処理を依頼することも、エージェントを選ばずに依頼してオーケストレーターに振り分けてもらうこともできます。

目的別エージェントを利用する

新型Acsimには、情報整理、AsIs整理、ToBe検討、要求分析、設計、見積、テスト、開発連携などの流れに沿ったエージェントが用意されています。

詳しくはエージェント一覧をご確認ください。

ナレッジベースを活用する

業務マニュアル、RFP、議事録、既存設計書、社内規定などをナレッジベースに登録し、AIエージェントの回答や成果物生成に利用できます。

これにより、一般的なAI回答ではなく、プロジェクトや組織の前提に沿った提案を得やすくなります。ナレッジ機能の基本的な考え方はナレッジ機能もあわせて参照してください。

業務フローを作成・分析・変更する

PDF、Word、Excel、テキストなどの資料からAsIs/ToBe業務フローを作成できます。作成後はフローエディタで確認・編集でき、右側のAIチャットパネルから変更提案を受けることもできます。

AsIs/ToBeの比較では、作業時間、手動作業率、ボトルネック数などの観点で改善効果を確認できます。

要求を中心に管理する

新型Acsimでは、要求を要件定義の中心軸として扱います。

AsIs/ToBeの差分、RFP、業務資料、ヒアリング結果などから要求を抽出し、対応種別、対応方針、効果、想定工数、ステータス、関連タスク、関連設計書、添付ファイルなどを紐づけて管理できます。

設計書・ドキュメントを作成する

要求、業務フロー、ナレッジをもとに、各種設計書の初版を作成できます。MarkdownやCSV形式の成果物として管理し、必要に応じて人が編集・レビューして仕上げます。

作成できる成果物の詳細は成果物一覧をご確認ください。

タスク・スケジュールを管理する

要求からEpicやIssueを作成し、担当者、優先度、期限、ステータスを管理できます。ガントチャート形式でスケジュールを確認し、プロジェクトの進捗を把握できます。

タスク管理は、単なるToDo管理ではなく、要求や設計書と紐づいた状態で管理できる点が特徴です。

開発連携を行う

設計書や要求から技術仕様、Epic、Issueを作成し、GitHub IssueやDevinなどのAI開発ツールへつなげることができます。

また、Acsim CLI / MCP を使うことで、外部の開発リポジトリからAcsim上のEpic、Issue、設計書を取得し、AIコーディングツールの作業コンテキストとして利用できます。詳しくは開発連携ガイドをご確認ください。

はじめて使うときの流れ

新型Acsimは、必ずしも決まった順序で使う必要はありません。ただし、初回利用時は、資料を登録してから業務フロー、要求、設計書へ進む流れにすると価値を体験しやすくなります。

  1. ワークスペースとプロジェクトを作成する
  2. RFP、業務マニュアル、議事録などをファイル管理やナレッジベースに登録する
  3. AIポータルで論点や深掘り質問を整理する
  4. AsIsまたはToBeの業務フローを作成する
  5. 変更方針や変更計画を整理する
  6. 要求分析エージェントで要求を登録する
  7. 設計系エージェントで要件定義書、画面一覧、機能一覧、各種設計書を作成する
  8. 見積・テスト・開発連携のエージェントで、見積書、テスト仕様書、Epic、Issueへ展開する

この流れは一例です。既にToBe像がある場合はToBe業務フローから作る、既存の設計書がある場合は要求やIssue化から始めるなど、手元の情報と目的に合わせて開始地点を選べます。

期待できるメリット

要件定義の生産性向上

RFPや既存資料の読み込み、質問リスト作成、業務フロー化、要求抽出、設計書初版作成など、時間のかかる前処理をAIに任せることで、人は確認、判断、合意形成に集中できます。

特に大規模案件では、要件定義コストの削減、初動スピードの向上、作業の標準化が期待できます。

抜け漏れ・認識齟齬の抑制

業務フロー、要求、設計書、タスクをバラバラに管理するのではなく、相互に紐づけて管理できます。これにより、どの要求がどの業務フローや設計書に対応しているかを追いやすくなります。

AIエージェントによるレビューや深掘り質問も、論点の抜け漏れを減らす助けになります。

提案・見積の品質向上

RFPや業務資料から論点を整理し、要求、変更方針、概算見積、提案資料のたたき台を作成できます。見積の前提条件やリスクを明示しやすくなるため、提案段階での説明力を高められます。

手戻りの削減

AsIs/ToBeの差分、要求、設計書、タスクをつなげて管理することで、後工程での「前提が違った」「合意済みだと思っていた」という手戻りを減らしやすくなります。

バージョン管理や手動保存を前提にした運用により、どの時点の成果物をもとに議論しているかも明確にできます。

組織のナレッジを蓄積・再利用できる

各社の見積ルール、レビュー観点、業務知見、過去案件の資料をナレッジやエージェントとして蓄積できます。

案件を重ねるほど、自社の要件定義プロセスや判断基準を再利用しやすくなり、属人化の解消につながります。

おすすめの読み方

新型Acsimの全体像を理解したい場合は、まず基本プランとの違いエージェント一覧をご確認ください。

自社の業務に引き寄せて理解したい場合は、お客様別活用シナリオから該当するページを選んでください。