開発連携ガイド

最終更新日: 2026年5月13日

新型Acsimで設計成果物を技術仕様、Epic、Issueに変換し、GitHubやAI開発ツールへ連携する流れを説明します

開発連携ガイド

新型Acsimでは、要求や設計書を開発タスクへつなげるために、技術仕様書、Epic、Issueを作成できます。

要件定義で整理した情報を開発チームへ引き継ぐだけでなく、GitHub IssueやDevinなどのAI開発ツールと連携し、実装時のコンテキストとして活用できます。

開発連携でできること

  • 要求や設計書から技術仕様書を作成する
  • 技術仕様をEpic単位に整理する
  • Epicを実装可能なIssueへ分解する
  • GitHub Issueとして開発リポジトリへ連携する
  • DevinなどのAI開発ツールに作業単位を渡す
  • Acsim CLI / MCP を使い、外部開発リポジトリからAcsim上の情報を参照する

基本フロー

  1. 要求と設計書を整理する
  2. 技術仕様書を作成する
  3. Epicを作成する
  4. Issueを作成する
  5. GitHubやAI開発ツールへ連携する
  6. 開発中にAcsim上の要求・設計書を参照する

1. 要求と設計書を整理する

開発連携の前に、要求、業務フロー、設計書の対応関係を確認します。

少なくとも以下が整理されていると、後続の技術仕様やIssueの品質が上がります。

  • 対象要求
  • 業務上の目的
  • 関連するAsIs/ToBe業務フロー
  • 画面・機能一覧
  • DBやAPIに関する前提
  • 非機能要件
  • スコープ外の事項

2. 技術仕様書を作成する

技術仕様書作成エージェントを使い、開発チームが実装に着手できる粒度の仕様へ変換します。

依頼例:

登録済みの要求一覧、画面設計書、API設計書をもとに、受注登録機能の技術仕様書を作成してください。
対象画面、API、DB更新、バリデーション、権限、エラー処理、監査ログの観点を含めてください。

技術仕様書では、業務要件をそのまま繰り返すのではなく、実装で判断が必要になる項目を明確にします。

3. Epicを作成する

Epic作成エージェントを使い、要求や技術仕様を開発上の大きなまとまりに整理します。

Epicには、目的、対象範囲、関連要求、完了条件、主要なIssue候補を含めると、開発チームが全体像を把握しやすくなります。

4. Issueを作成する

Issue作成エージェントを使い、Epicを担当者が作業できる粒度に分解します。

Issueには、以下の情報を含めることを推奨します。

  • 背景
  • 対象要求
  • 実装内容
  • 受け入れ条件
  • 参照すべき設計書
  • テスト観点
  • スコープ外
  • 依存Issue

AIが作成したIssueは、開発チームがレビューし、実際のリポジトリや開発プロセスに合わせて調整します。

5. GitHubやAI開発ツールへ連携する

作成したIssueは、GitHub Issueとして開発リポジトリへ連携できます。

また、DevinなどのAI開発ツールを利用する場合は、Issue、技術仕様書、関連する設計書を作業コンテキストとして渡すことで、実装時の前提共有を減らせます。

6. Acsim CLI / MCP を使って参照する

Acsim CLI / MCP を使うことで、外部の開発リポジトリからAcsim上のEpic、Issue、設計書を取得できます。

AIコーディングツールを利用する場合、Acsim上の情報を参照させることで、開発者が手作業で仕様を転記する負担を減らせます。

開発連携時の注意点

  • IssueはAIが作成したまま使わず、開発チームが粒度と受け入れ条件を確認します。
  • 要求や設計書が未確定の場合は、Issueに前提条件や未決事項を明記します。
  • GitHub、Devin、CLI/MCP連携の利用可否は、契約プランや環境設定に依存する場合があります。
  • 実装後に仕様変更が発生した場合は、Acsim上の要求や設計書も更新し、情報の分断を避けます。

開発チームへ渡す前のチェックリスト

  • 要求とIssueの対応関係が明確になっている
  • 技術仕様書に実装判断で必要な情報が含まれている
  • 受け入れ条件が確認可能な表現になっている
  • 参照すべき設計書や業務フローがIssueから追える
  • スコープ外と未決事項が明記されている
  • テスト観点が要求と対応している