可用性テストを実行する
システム:可用性 の準備・ツール選択・実行・結果確認を説明します。
初期設定を入力し、設計書とテストケースを取り込んでから進めます。作業者の PC の環境チェックで、使うツールを確認してください。
利用できるツールは Chaos Toolkit です。用途とインストール先は ツール一覧 を参照してください。
環境チェックの表示例です。利用する種類に必要なツールを、自分の PC で確認してください。
1. 正常状態・障害・復旧を決める
| 決めること | 記載する例 |
|---|---|
| 正常状態 | 正常時の応答や稼働状態、合格基準 |
| 障害操作 | 何を停止・変更するか、どこまで影響するか |
| 確認条件 | 障害中に維持すべき処理と、復旧後の状態 |
| 復旧処理 | 元の状態へ戻す方法と、戻ったことの確認 |
障害を起こしてよい環境・時間・復旧担当者を決めてから実施します。実験に必要な接続先や拡張は開発・運用担当者と準備します。
2. 方法を選んで実行する
- 「テストケース」で可用性の仕様書を開きます。
- 「テストの方法を選ぶ」の「編集」で「システム:可用性」と「chaos-toolkit」を選び、「登録」を押します。
- 必要な状態やデータがある場合は「テストデータ」で用意します。事前のテストコード作成は不要です。
- 「テストを実行する」へ進み、対象・障害内容・復旧方法を再確認します。
- 「テスト実行」を押します。完了後、期待する状態へ戻っていることも確認します。
3. 結果と実行ログを確認する
- ケースの状況と「直近のツール実行結果」を開きます。
- Markdown のレポートと実験結果を確認します。
- 「実行ログ」で、probe(状態の確認)・action(障害操作)・rollback(復旧処理)の内容を確認します。
- 「ツール公式のレポート(英語)」が付いている場合は、公式 PDF も確認できます。
公式 PDF は任意です。PC に chaostoolkit-reporting と PDF 作成に必要なものが導入され、作成に成功した場合だけ付きます。PDF がなくても成功・失敗の判定は変わりません。
補足:実行ログと公式 PDF
実行時には chaos --verbose --log-file chaostoolkit.log を使い、詳しいログを残します。公式 PDF の準備は システムテストの補足 を参照してください。
ケースの判定と再テスト
AI のケース判定、AI なしの全体判定、判定不能の違いは システムテストの共通事項 で確認します。
失敗したケースは テスト不具合を Issue 化する 手順へ進みます。修正後は同じケースを再テストし、第 2 回・第 3 回の変化を ダッシュボード で確認します。
レポートと実行ログを確認する
- 実行した仕様書の「直近のツール実行結果」を開きます。
- 「レポート」の目のアイコンを押します。
- 正常状態の確認結果と各処理の成否を読みます。障害を与えるシナリオでは、復旧・後処理まで確認してください。
- 共有する場合は、右側のダウンロードボタンで保存します。
「実行ログ」の目のアイコンを押すと、probe・action・rollbackなど各処理の詳細を読めます。開発担当者に調査を依頼するときは、レポートとあわせて渡します。
画面の履歴・ケースは説明用サンプルです。添付ファイルはローカルのサンプルを対象にした実行結果で、製品や実運用環境の品質を示すものではありません。
以下は「レポート」を開いたPDF画面です。ページを切り替えて、判定の根拠や詳細を読みます。