AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成

最終更新日: 2025年9月1日

AIアシスタントを活用して、スムーズにToBe業務フローを作成するプロセスについて紹介します

変更方針と変更計画項目の設定

ToBe業務フローを作成したのち、メニュー「ToBe > 変更方針」で変更方針と変更計画項目を設定します。

STEP 1. 変更方針を入力する

変更方針は、AsIs業務フローの「ソリューション検討」で出力したソリューション案をもとにするか、

AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成_変更方針入力_1

あるいは、別途立てた変更方針を入力してください(例えば、特定のSaaS導入による業務改善方針があるならば、それを入力すると良いでしょう)。

# 例:CRM導入による顧客管理システム化

## 課題
- Excelベースの顧客管理により、データ更新・共有に多大な時間を要している
- 複数ファイルでの分散管理によるデータ不整合と最新情報の把握困難
- 手作業による顧客情報転記・更新作業でのヒューマンエラーの発生
- 承認プロセスの手動運用による処理遅延と進捗状況の不透明性
- モバイル環境からの顧客情報アクセス制限による営業活動の非効率化
- データ分析基盤の欠如による顧客インサイト活用の限界

## 選定方針
- 短期導入可能なCRMを活用し、レガシーな顧客管理業務の抜本的改善を実現
- 営業部門の業務効率化により、顧客対応時間の増加と売上・利益向上を最大化

## 内容
- 現在Excelスプレッドシートで管理している顧客データベースをCRMに移行
- 顧客情報管理、商談進捗管理、承認フローをCRMで自動化
- モバイル対応によるリアルタイム顧客情報アクセスと営業活動記録の即時化

## 期待効果
- 月間約2,400分(40時間)の手動データ入力・管理作業の削減
- 手作業による転記ミスの撲滅と顧客データ品質の向上
- 顧客対応プロセスの30%効率化による顧客満足度向上
- リードからクロージングまでの営業サイクル短縮による売上機会の5%増加
- データ分析基盤の確立によるターゲティング精度向上と追加販売機会の創出

変更方針を以下のように入力し、保存します。

AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成_変更方針入力_2

STEP 2. 変更計画項目を入力する

変更方針を設定すると、変更計画項目を入力できるようになります。

AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成_変更計画項目入力_1

変更計画項目はAcsim Chatを使うと効率良く作成できます。
以下のプロンプトを用いて、先ほど入力した変更方針をベースに作成するとよいです。

※作成時はAsIs業務フローをJSONエクスポートし、こちらのJSON仕様書と一緒に添付してください。

業務フローをJSON仕様書を前提に解析してください。
解析後、解析した業務フローに以下の変更方針を加える場合の変更計画を作成してください。

## 変更方針
\```
{ここに先ほどの変更方針をコピー&ペーストします}
\```

## アウトプット形式

ステップ毎に以下を出力すること。

- 変更計画内容
   - 修正概要: 文章で変更内容を説明する
   - 現状理解: IT知見がないユーザが内容を理解できること、NodeのIDなどプロダクト内部情報は入れない、具体的に課題のNodeを説明の後に箇条書きで記載する
   - 改善方針: 文章で説明する。改善方針に加えて、定性、定量での効果を説明する

## タスク
1. 業務フローJSONをJSON仕様に合わせて解析
2. 変更方針に合わせて、変更を実現するためのステップを作成
3. ステップ毎に、変更計画を作成、出力する

出力された内容を、変更計画項目に入力して、保存します。

AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成_変更計画項目入力_2

アシスタントと対話してフローを作成

変更計画項目を保存して5分ほど待つと、ToBe業務フロー上にアシスタントチャットが作成されます。

AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成_アシスタント_1

AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成_アシスタント_2

アシスタントチャットは変更計画項目ごとに作成されるので、適用したい変更計画項目を選択してチャットを開きます。

AIアシスタントを活用したToBe業務フロー作成_アシスタント_3

あとは、チャットとの対話を通して、業務フローの改善を進めていきます。

まずは「変更箇所をリストアップして」などのプロンプトで想定される改善箇所をリストアップし、そこから必要な改善をピックし、1つずつ「具体的な修正内容を示して」などのプロンプトで、想定されるアクションの内容や作業見込み工数を入力していくとよいでしょう。

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