効率的な業務フロー作成方法

最終更新日: 2025年8月29日

効率的にAsIs業務フローを作成する方法について紹介します。

別ツールで作成された業務フローを取り込む

PowerPoint、Excelなど、すでに作成された業務フローファイルをもとに、Acsim上にAsIs業務フローを作成する手順を紹介します。

この手順は、例えば複数スライドに分割された業務フローの取り込みにも対応しており、共通となる業務は統合、異なる業務はパターン化するなど、より最適化された形でAsIs業務フローを作成することが可能です。

STEP 1. Acsim AIで資料を解析して取り込み用の業務手順書を作成

※ここではAcsim AI利用を前提に記載していますが、ChatGPTなどのツールでも同様のことが可能です。

Acsim AIに元にしたい資料をアップロードし、以下のようなプロンプトを実行します。
「〇〇業務」の部分は、抽出・作成したい業務に合わせて適宜調整してください。

添付した資料から、「〇〇業務」のみを対象として、業務フローをmarkdown形式で作成してください。
なお、作成時は以下のフォーマットを遵守すること。
---
## Section
「〇〇業務」としてください。

## BusinessPatterns
スライドごとのタイトルに()で括られているテキストを、パターンとしてObject形式で列挙してください。
例:{"BusinessPatterns": ["パターンA", "パターンB", ...]}

## Actors
業務に登場する人・システムを洗い出し、人かシステムかがわかるようにObject形式で列挙してください。
例:{"Actors": {"人": ["A", "B", "C", ...], {"システム": ["D", "E", "F", ...]}}}

## Actions
Actorが行うアクションを一つずつすべて洗い出し、どのActorが行っているか、どのパターンに含まれるかわかるようObject形式で列挙してください。
なお、パターンは異なるが同じアクションの場合、それらを共通化し、どのパターンに該当するかを示してください。
例:{"Actions": [{"アクションA": {"id": n}, {"Actor": "アクターA"}, {"BusinessPatterns": "パターンA"}, {"Input": "入力内容"}, {"Output": "出力内容"}, {"Duration": "所要時間"}, {"Frequency": "頻度"}}, ...]}

## Conditions
パターンの分岐を、ConditionsとしてObject形式で列挙してください。
例:{"Conditions": [{"コンディションA": {"id": n}, {"options": ["パターンA, パターンB", ...]}}, ...]}

## Edges
Action・Condition間の関連をObject形式で列挙してください。
例:{"Edges": [{"Edge1": {"from": "actionId_1"}, {"to": "actionId_2"}}, ...]}

出力されたテキストは 業務フロー.md といった形で保存してください。

STEP 2. 作成した業務手順書をJSONフォーマットに変換

STEP 1. で作成したファイルと、こちらからダウンロードできるJSON仕様書をAcsim AIにアップロードし、以下のプロンプトを実行します。プロンプトの調整は不要です。

業務手順書を元に、合わせて添付したJSON仕様書に合わせた形で出力しなさい。
以下の前提条件をベースに作成しなさい。
不足情報があれば教えて下さい。

前提条件
・sourceHandleとtargetHandleはnodeId-position(例action1-right)とする
・"id": "section-area"は以下の情報で固定しなさい
    {
      "id": "section-area",
      "type": "sectionArea",
          "position": {
            "x": 0,
            "y": -48
          },
          "measured": {
            "width": 50000,
            "height": 40
          },
          "data": {}
    },
・"type": "subSectionArea"は以下の情報とする。actor毎に作成。
    {
      "id": "{ユニークなID}",
      "type": "subSectionArea",
      "position": {
        "x": 8で固定,
        "y": 46で固定
      },
      "measured": {
        "width": 49984で固定,
        "height": 40で固定
      },
      "parentId": "{actorのid}",
      "data": {}
    },
・"type": "actor"は以下の情報とする
  positionは、xは0で固定、yは、index順に0x368の値をいれる
・"type": "action"は以下の情報とする
   "measured": {"width": 256,"height": 121}
    "position"は、前のNodeと被らないように配置
・"type"が "memo" or "issue" or "action" or "condition"の場合、idは英文字だけとする。確実に記号は使わない
・エッジは遷移元Nodeの右から遷移し、遷移先Nodeの左に接続する
・エッジは、遷移元、遷移先のいずれかがMemoNodeの場合は、遷移元の上から遷移し、遷移先の下に接続する
・ActionNode、ConditionNodeのxは、遷移元Nodeのx+350にする
・ActionNode、ConditionNodeのyは、Subsectionのy+100にする。ただし、同じ位置にNodeがある場合、そのNodeのy+200とする
・Section、Subsectionの横位置は、関連するNodeの上部に配置し、幅は関連するNodeの左右+30ずつとする
・Subsection、Sectionの配置は被らないようにすること
・Subsectionの縦位置は、関連するActorIdのy+37の位置にする
・具体的な成果物(Artifacts)のリストは最初のNodeに起点だけ追加
・"businessPatterns"がない場合は、以下のみセットしておく
  "businessPatterns": []

出力されたテキストは 業務フロー.json といった形で保存してください。

STEP 3. AcsimのJSONインポート機能を使ってAsIs業務フローを作成

最後に、保存した 業務フロー.json を、AcsimのJSONインポート機能を使ってアップロードし、AsIs業務フローを作成します。

効率的な業務フロー作成方法_JSONインポート機能