成果物のつながりと作成順を理解する

最終更新日: 2026年10月9日

Acsim Desktopの資料、業務分析、要求、設計、開発連携、テスト仕様の関係と、プロジェクトに合わせた進め方を説明します。

対象製品:Acsim Desktop

Acsim Desktopには、業務分析から要求、設計、開発、テストまで複数の成果物があります。すべてを順番どおりに作る必要はありませんが、後工程の成果物が何を根拠にしているかを意識すると、AIへの依頼とレビューがしやすくなります。

下記は推奨の流れです。プロジェクトで必要な段階と成果物だけを選び、既存の資料や設計がある場合は途中から始めてください。

成果物一覧では、作成済みの成果物をカテゴリをまたいで確認できます。

基本的な流れ

段階主な機能・成果物確認すること
根拠を集めるファイル管理、ナレッジ管理、ホワイトボード、ソースコード連携AIが参照してよい情報がそろっているか
現状と将来を整理するAsIs業務フロー、ToBe業務フロー、比較表、ドキュメント情報現状、課題、目指す業務が合意されているか
必要なものを定義する要求管理、データモデル実現する要求と、扱う業務情報が整理されているか
体験と仕様を具体化するプロトタイプ、基本設計書、技術仕様書、ワイヤーフレーム画面、操作、状態、システム構成を確認できるか
実装へつなぐ開発Epic/Issue、GitHub、Devin、CLI連携実装単位、完了条件、参照する仕様が明確か
検証するテスト仕様書要求と仕様を確認できるテストになっているか

この流れは目安です。既存システム改修ではソースコードや現行資料から始める、業務整理では AsIs/ToBe から始めるなど、プロジェクトに合わせて入口を変えます。

AIが自動で全部をつなぐわけではない

AIは依頼文と利用可能な資料を参照しますが、どの成果物を根拠にするかは依頼内容と機能によって異なります。たとえば、データモデルは解析済み資料や業務フローを参照できますが、ワイヤーフレームがデータモデルを必ず自動参照するわけではありません。

後工程の成果物を依頼するときは、次の3点を明記してください。

  1. 根拠にする資料や成果物の名前
  2. 今回作成・変更する範囲
  3. 残す内容と、変更してよい内容

依頼例:

ToBe業務フローと要求管理を根拠に、受注登録のワイヤーフレームを作成してください。既存の受注一覧は残し、登録と承認の画面だけを追加してください。

途中から始める場合

既存の設計書や成果物がある場合は、最初から作り直す必要はありません。ファイル管理に資料を追加し、ナレッジ管理で解析対象として取り込んだうえで、今回の変更に必要な成果物から作成します。

ただし、元資料の内容が古い、用語が統一されていない、対象範囲が不明な場合は、そのまま後工程へ進むと矛盾が増えます。AIへ依頼する前に、採用する資料、基準日、用語、対象外を明記してください。

レビューの順番

成果物をレビューするときは、見た目や文章だけでなく、上流の根拠とつながっているかを確認します。

  • 要求は、業務上の課題やToBe業務と対応しているか
  • データモデルの用語は、資料や業務フローと一致しているか
  • ワイヤーフレームの操作と状態は、要求や業務ルールを満たすか
  • 開発Issueには、参照する要求・設計と完了条件があるか
  • テスト仕様は、要求と例外状態を検証できるか

AIの変更を反映する手順はAIの変更提案を確認する、作成済み成果物の一覧と出力は成果物を確認・出力するを参照してください。

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