ソースコードの静的確認
連携済みのソースコード全体を読み、エラーの握りつぶし・null の扱い漏れ・後始末の漏れ・競合しうる処理など、障害につながりそうな書き方を根拠の箇所と重大度つきで洗い出します。似た Issue を確認したうえで、選ばれたものを不具合として登録します。登録した不具合は、後日エラー対応が引き取って対応します(この回では引き渡しません)。コードの修正はしません。頼まれたコードへの指摘だけが欲しいときは、ソースコードレビューを使います。
対象製品:Acsim Desktop
保守・運用の工程で使うエージェントです。
このページは2026年10月23日時点の内容です。ほかのエージェントは標準カタログの一覧で確認できます。
こんなときに使う
- 動かして初めて気づくような障害の芽を、コードを読んで早めに見つけたいとき
- エラーの握りつぶしやnullの扱い漏れがないかを確かめたいとき
- 見つけた問題を、重大度つきでIssueにしたいとき
できること
- エラー処理の確認
- null・境界値の扱いの確認
- 後始末・競合の確認
- 型・契約の食い違いの確認
- Issue の登録(似た Issue の確認つき)
事前に用意しておくもの
連携済みのソースコードを調べます。ソースコードが連携されていないときは、その旨を伝えて終えます。
| 成果物 | 扱い | 作るエージェント |
|---|---|---|
| 連携済みのソースコード | 調べる対象です。依頼で範囲(リポジトリ・ディレクトリ・機能)を指定すると、その範囲だけを調べます | ソースコードを連携する |
| 不具合・問合せのチケット | 見つけた問題と同じ・似たチケットが既にないかを確かめます | 不具合・問合せ管理 |
依頼の例
AIポータルで、次のように依頼します。
- ソースコードを静的に確認して、障害につながりそうな箇所を Issue にしてください。
- エラーを握りつぶしている箇所が無いか調べてください。
そのほか、次のような依頼もできます。
- 受注まわりのディレクトリだけを対象に、障害につながりそうな箇所を洗い出してください。
- ファイルやデータベース接続の閉じ忘れがないか確認してください。
- 値が空や0のときに処理が止まってしまう箇所がないか調べてください。
- 日付・時刻・タイムゾーンの扱いが食い違っている箇所がないか確認してください。
仕上がりの確認ポイント
報告と登録したIssueは、次の点を確認するとよいでしょう。
- 重大度と根拠: 見つけた問題には、影響・重大度(高・中・低)・直し方の方向と、根拠の箇所(ファイル名と行番号)が添えられます。確かめきれないものは「(要確認: 〜)」として分けて書かれます。
- 確かめ方の添え書き: リンターや型チェックなどのツールは動かさず、コードを読んで確かめます。ツールで確かめれば確定することは、「(要確認: 〜)」に確かめ方が添えられます。命名や書式など、見た目の好みだけの指摘はIssueにしません。
- 登録の前の確認: 見つけた問題を並べ、どれをIssueにするかを選んでもらいます。似たチケットがあるときは、新しく登録するか、そのチケットにコメントで追記するかも選べます。登録したチケットの件名は「【静的確認】」で始まります。
- 登録後の対応: 登録したチケットは、この回では担当に引き渡しません。対応はエラー対応が別の回で引き取ります。