画面収録から業務フローを作る
Acsim Desktopで普段の操作を画面収録し、動画と操作の記録をもとにAIに現状の業務フローや操作マニュアルを作らせる方法を説明します。
普段の操作を画面収録すると、その動画と操作の記録を AI が読み取り、現状(AsIs)の業務フローや操作マニュアルを作成します。手順書が無い業務でも、実際に操作している様子から業務フローを起こせます。
このページの内容は Acsim Desktop v1.0.19 以降が対象です。
収録を始める
- AIポータルの入力欄にある「収録」を選び、「画面を収録…」を選びます。
入力欄の「収録」から「画面を収録…」を選びます。
- 「1. 作りたいものを選択」で、作りたい成果物を選びます。
- 業務フロー
- 操作マニュアル
- 受入テストケース
- 議事録 → 課題整理
- その他(「何を作りたいですか?」に作りたいものを入力します)
- 「2. 収録内容の説明 (任意)」に、業務の概要や目的を入力します。
- 「3. 解析オプション」で、必要に応じて「音声も記録」「Web の操作を詳しく記録する」を選びます。
- 「収録開始」を選び、普段どおりに操作します。
- 操作が終わったら「停止」を選びます。
「画面を収録」ダイアログ。Acsim を表示しているディスプレイ全体を収録します。
業務の概要や目的を入力しておくと、収録内容の理解が深まり、解析の精度が上がります。操作しながら声で説明すると、画面だけでは分からない判断の理由や注意点も成果物に反映できます。
Web の操作を詳しく記録する
「Web の操作を詳しく記録する」を選ぶと、収録用のブラウザ(収録ブラウザ)が開きます。収録ブラウザで作業すると、クリックや入力の内容も細かく記録されるため、手順の抜け漏れが少ない業務フローや操作マニュアルを作れます。「最初に開く URL (任意)」に、作業で使う画面の URL を入力しておくこともできます。
Excel の操作は、収録ブラウザを使わなくても、入力した値・セルの位置・数式・操作の順番を直接記録します。その他のアプリは、画面と音声から内容を読み取ります。
音声の文字起こし
音声の文字起こしは、Acsim Desktop の中だけで処理します。外部の文字起こしツールは使いません。
収録結果から成果物を作る
収録を停止すると、AI が動画と操作の記録を整理し、会話に結果のカードを表示します。カードから、次に行う作業を選びます。
- 業務フローの作成: 現状の業務フローを作成する担当のエージェントへ、整理した資料を渡して依頼します。
- 操作マニュアルの保存: 整理した手順書を、ファイル管理に操作マニュアルとして保存します。
- 受入テストケースの作成: 受入テストを作成する担当のエージェントへ依頼します。
収録開始時に選んだ成果物が、強調して表示されます。担当のエージェントがプロジェクトに無い作業は選べません。
業務フローの作成では、AI が先に登場する人やシステム(アクター)を洗い出し、人の操作とシステム自身の処理を分けて整理します。作成後は、元の記録との照合とレビューを行ってから保存します。照合で解消しきれなかった点は、警告として確認用の資料に残ります。
保存されるもの
収録した動画、時系列の操作記録、整理した資料は、ファイル管理の日時ごとのフォルダに保存されます。会話には整理した資料へのリンクが表示され、アプリ内のタブで開けます。動画は再生位置の表示、再生速度の変更、音声の再生に対応しています。
保存した資料は、あとから AI への依頼に添付して再利用できます。
動画や文章から業務フローを作る
すでにある動画を AIポータルに添付した場合も、画面収録と同じ整理・確認を行います。
また、業務の手順を書いた文章や Markdown を添付して業務フローの作成を依頼した場合も、同じ手順(アクターの抽出、人の操作とシステムの処理の分離、元の文章との照合)で業務フローを作成します。
確認のポイント
AI が作成した業務フローは、保存前に次の点を確認してください。
- 人とシステムの間の受け渡しに、受け渡す内容が書かれているか
- 数式による計算など、システムが行う処理と人の入力が正しく分かれているか
- 警告として残った項目が、業務上問題ないか